人気漫画・アニメ「呪術廻戦」では、さまざまな技や術を使って呪霊を祓うのが特徴的で人気の理由のひとつです。
作品に登場する一部キャラクターは、手や指で印を組むことで術式の最終段階である『領域展開』を発動することができます。
そんな『領域展開』の手の形や効果などをキャラ別で紹介していきます。
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領域展開には手でポーズを取り掌印する必要がある
勝負を一瞬で決めるほど強力な『領域展開』は手でポーズを取り掌印し、発動します。
結界術の一種で「閉じ込める」ことに特化しており、発動すると術者の周囲の空間が術者の領域へと変化します。

領域の効果などにも違いがあり、各キャラごとに領域環境に個性が表れているようです。
【呪術廻戦】領域展開を使えるキャラクターはこちら
領域展開を使えるキャラクターは現在、以下の9名が確認されています。
- 五条悟
- 伏黒恵
- 両面宿儺
- 漏瑚
- 真人
- 疱瘡婆
- 陀艮
- 花御
- 日車寛見
- 乙骨憂太
それぞれ確認していきましょう。
【画像】五条悟の領域展開の手の形はこちら

こちらは唯一片手のみでの印となっており、人差し指と中指以外は折り曲げ、中指を人差し指にひっかけることで『無量空処』の形ができます。
こちらの形は「帝釈天印(たいしゃくてんいん)」という仏教の印がモデルになっていわれています。
また英語圏では「Fingers crossed (フィンガーズ・クロス)」という幸せを願う手の形です。
領域展開・無量空処(むりょうくうしょ)の効果

こちらの『領域展開』は漏瑚戦にて、漏瑚の領域展開を打ち返す際に使用されました。
宇宙のような空間が広がり、その領域の中に入ると五感すべての情報が完結しない感覚に陥るというものです。
この技は使う本人にも大きなダメージが伴います。
しかし五条先生は高専時代、無限の空間を召喚できる無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)をマスターしたので、ダメージを受けることなく無量空処を使うことができます。
【画像】伏黒恵の領域展開の手の形はこちら

両手の親指を合わせ、他の指は組むことで『嵌合暗翳庭』の形ができます。

こちらのポーズは薬師如来印が元になっていると言われています。
薬師如来は、「お薬師さま」とも呼ばれており、病気や窮乏から助けてくれる如来として親しまれています。
また、薬師如来が立てた十二大願というものがあります。

その中の第七願である「除病安楽」があることから、伏黒恵の姉である津美紀の原因不明の呪いから救いたいという想いによってこちらの領域展開の形ができたのかもしれません。
領域展開・嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)の効果
こちらの領域展開は八十八橋での捜索中、特級呪霊と対峙した際に使用されました。
『嵌合暗翳庭』は、黒い影で相手を捉え、伏黒の操る式神たちの連携攻撃を繰り出す領域展開となっています。

本来式神は一度に二体までしか召喚できませんが、領域内では三体まで召喚できます。
まだ、未完成な領域展開ですが、特級呪霊を一人で祓っていましたので十分強力なものとなっていました。
【画像】両面宿儺の領域展開の手の形はこちら

両手の人差し指、小指を折り曲げ中指と薬指の腹を合わせることで伏魔御厨子の印を組むことができます。

こちらのポーズは閻魔天印というもので、地獄の王・閻魔大王の印となっています。
インド神話で最初に生を受けた人間で、初めての死者・ヤマが前身です。
最初に冥界への道を発見し、そのまま冥界の王になったそうです。

閻魔天のご利益には延寿とあり、宿儺と伏黒恵が戦闘の際、伏黒を治癒する能力が確認できたことから両面宿儺のモデルは閻魔大王からもきているかもしれませんね。
領域展開・伏魔御厨子(ふくまみづし)の効果

宿儺の斬撃には2種類あり、通常の斬撃の「斬」と呪力差・強度に応じ一太刀で対象を卸す「捌(はち)」です。
伏魔御厨子は他のキャラの領域とは異なり結界で空間を分断しません。

必中効果範囲内の呪力を帯びたモノには「捌(はち)」、無生物には「解」が「伏魔御厨子」が消えるまで絶え間なく浴びせられます。
【画像】漏瑚の領域展開の手の形はこちら

薬指と小指を立て、他の指は組んだ形にし、親指は中に入れて組むことで『蓋棺鉄囲山』の手の形ができます。

こちらの手の形は「大黒天印」だと言われています。
大黒天はインド神話にルーツを持つ神様で、日本では七福神の一人としても知られています。
ご利益には、五穀豊穣や商売繁盛などがあるそうです。
領域展開・蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)の効果

こちらの『領域展開』は、五条悟相手に使用されました。(動画再生で蓋棺鉄囲山がスタート)
マグマのような領域が広がり、その領域展開の内部全体が非常に高温で普通の呪術師程度であれば展開しただけで焼き切るだけの強さを誇っています。
また、領域内の溶岩なども自由に操り相手に飛ばすような攻撃も可能になっています。
【画像】真人の領域展開の手の形はこちら

こちらの掌印は口の中で二つの手が韻を結ぶ領域展開となっております。
上の手の形は弥勒菩薩の「如来印」というもので親指以外の4本の手を両手で組み三角形を作る事で組めます。
下の手の形は孔雀明王印だと言われ、小指と親指のお腹を合わせ、薬指と中指、人差し指は折り曲げることで組むことができます。

弥勒菩薩とは
弥勒菩薩の弥勒とは古代インドではマイトレーヤと呼ばれ、慈悲から生まれた者を意味しています。
釈迦が亡くなった後に仏となりこの世に現れ、釈迦の教えで救われなかった人々を救済するといわれています。
孔雀明王とは
語源は「偉大なる孔雀」の意味で、インドの国鳥でもある孔雀が神格化され仏教に取り入れられました。
インドでは元々は女神でした。
そのため、仏母大孔雀明王菩薩とも呼ばれ像容も女性的にあらわされます。
領域展開・自閉円頓裹(じへいえんどんか)の効果

こちらの『領域展開』は虎杖悠仁、七海建人との戦闘の際に発動されました。
無数の腕がつなぎ合わされた領域空間となっており、本来であれば自らの手で魂を触れることができない相手の魂に触れることができます。
また領域展開を無効化する強さを持っていない場合は負けが確定します。
【画像】疱瘡婆の領域展開の手の形はこちら

これまでの領域展開の手の形は仏教の印が元となっていましたが、こちらの手の形は元が不明のままとなっております。
このことから、親指と中指を折り曲げ両手を広げるポーズをとること事態が発動条件なのかもしれません。
領域展開(技名:不明)の効果

偽夏油が、冥冥、憂憂と対峙した際に使役した疱瘡婆の使用した『領域展開』です。

領域環境は墓場のような空間となり、対象者を棺桶の中に入れて拘束し棺桶の上に巨大な墓石を落とし、棺桶ごと地面に埋めます。
そして3カウントが開始されカウント内に棺桶から脱出できないと死亡といった技となっています。
【番外編】掌印は不明だが領域展開が使えるキャラ
現在こちらの3名が、様々な理由で掌印が不明なキャラクターとなっています。
- 陀艮
- 花御
- 日車寛見
確認していきましょう。
【画像】陀艮の領域展開の名前は蕩蘊平線

渋谷事変にて直毘人、七海建人、禪院真希と対峙した際に領域展開『蕩蘊平線』が使用されました。

領域を展開しようと手で印むすぼうとするも直毘人に邪魔されてしまった為、お腹に呪印を描いて発動していたので必ずしも印を結ぶ必要はないことが確認できます。
【画像】花御の領域展開の名前は朶頤光海
花御の『領域展開』は公式ファンブックにて名前のにみ公開されていますが、作中で一度も使用することはありませんでした。

虎杖、東堂との戦闘の際に発動しようとしましたが、五条悟の介入により戦線離脱したため、使用しませんでした。
また、渋谷事変で五条悟と対峙した際は作戦の都合上『領域展開』を使う事ができなかった為、掌印は不明のままとなっています。
【画像】日車寛見の領域展開の名前は誅伏賜死

日車寛見の『領域展開』誅伏賜死は死滅回遊編で虎杖悠仁との戦闘にて使用されました。

日車寛見の武器であるガベル(木槌)自体が術式の一種であり、領域展開を発動及び終了させるトリガーになっています。
よって領域展開を使用する際に印を結ぶような動作は見受けられなかった為、掌印が不明のままとなっております。
まとめ
今回は、領域展開の際の手の形を紹介しました。
仏教の印が元になっているものが多かった中、手で行うものだけではなく様々な発動の仕方があり、とても興味深い内容となっていました。
今後、領域展開を使用できるキャラクターが増えたりすると、使用する際のポーズに注目ですね。